書けない
いつもつたないブログを読んでくださる皆さま
本当にありがとうございます。
気が付けば前回のブログから二か月ほど経過・・・。
本を読むのも文字を書くのも好きな私ですが
ここ数か月は
その気力がはるか遠くまで飛んで行ってしまっていました。
「どうしたの?ブログ更新しないね」
心配のお言葉もいただきました。
本当に感謝しかありません。
お恥ずかしい限りですが
ある方からの「ある言葉」が体の深く深くまで入り込んで
容易には抜けなくなりました。
そのある方とはネットでの匿名投稿ですからどこのどなたかが全く見当がつきません。
きっと私自身の能力のなさから
本当に無意識に
心通わせる言葉掛けができずその方を傷つけてしまったのかもしれません。
え?と思われるような失礼な態度をとってしまったのかもしれません。
そしてその方の怒りは凄まじく
少なからずパワーを要するであろう口コミへと走らせてしまった・・・。
このお仕事をさせていただきもう20数年。
これまでにも残念な想いを持たれたお客さまから
数々のお叱りや激励やご意見をいただいてまいりました。
その都度落ち込み反省を繰り返してきたからこそわかることですが
自分にとって耳の痛い言葉は現状より良くなるための魔法の呪文でもありました。
そのおかげさまがあるからこそこうして宿も少しずつ成長させていただけました。
けれど何年経とうが人は生きている以上
不用意に誰かを傷つけているかもしれない弱い生き物であると痛感します。
「ある言葉」は私にとってとても辛いものでした。
十分落ち込み自信をなくし
これまでのように想いを文字にすることも
そしてしばらくはお客さまの前に立つことさえも怖くなってしまいました。
そんな鬱屈とした現状を打破するには直接お詫びすることしかありませんが
お詫びしようにもその方がどなたかがわからないのです。
わかればお電話をすぐ差し上げて自分の言葉で心からお詫びできるのに。
はがゆい想いで過ごした数か月でした。
このままではいけない
そう思い
ある日の一日を朝から晩まで読書に費やしました。
文字が怖いなら文字で。気付け薬?カンフル剤?の役割りとして。
するとひたすら文字を追い続けていると
しばらくしてワクワクしたり涙したりする自分を取り戻しました。本がもたらしてくれる感動を改めて感じ
ようやく文字を書きたいと思えるようになりました。
前に進めてよかった。
人を元気にも傷つけることも容易くできる文字。こんな私が紡ぐ言葉にも元気をもらえたと言ってくださる方もいる。
お客さまを幸せにするためにしているお仕事なのに
私自身が幸せの意味を考えられないなど本末転倒だ。
がんばらなきゃ私。
忘年会シーズンたけなわ。
今宵は大小5組の団体さま、合計112名のご宴会がスタートしています。
お客さまに楽しい時間をお過ごしいただけますように!
元気いっぱいがんばってきます!
このような形で失礼かと思いながらも身を正しお詫び申し上げます。申し訳ございません。
これからも引き続きよろしくお願いいたします。