再開と再会!
おはようございます!
今日の朝食から、以前のような「ハーフバイキングスタイル」を再開しました!
またまた営繕スタッフの力作!パネル5枚!
お客さまにはマスクとビニール手袋の着用、カウンター前のお話を慎んでくださるようにお願いしております。皆さま、きちんと守ってくださりながら、静かに召し上がってくださいました。ご協力に感謝でございます。
昨日は、嬉しいことと、悲しいことが両方ありました。
まずは悲しいこと。
ウチが大好きで、赤間のお料理が大好きで、20回以上お越しいただいていたご常連様。一番下のお嬢さんは「ひいなちゃん」と名付けていただいたほど。
そのご主人さまが3月に突然お亡くなりになりました。まだ40代。コロナが落ち着いたらウチに来ることを楽しみにしてくださっていたとのこと。
奥さまにお悔やみを申し上げ、ご夕食時に大好きだったビールを添え陰膳をご用意致しました。「きっとここに一緒にいらしてくださってますね」とお話ししながら、故人を偲びました。
そして、嬉しいこと。
これまで40回も来てくださっていたご常連様が、ある時からパタリとお見えにならなくなりました。ご友人からの情報で、ご主人さまがご病気と知り、すぐさまお電話を致しました。後日、奥さまからお手紙をいただき、その状況の深刻さにただただ胸を痛めておりました。私にできることはないだろうか?と、必ず良くなられ、またお会いできることを一心に願い「宿泊ご招待券」をお送りいたしました。
そして今回、ようやく叶いました!お元気なお顔に会え、思わず泣きそうになりました。闘病中もいつもブログを見てくださっていたと聞きじわりと涙が。スタッフたちも代わる代わるご挨拶させていただき笑顔笑顔。
「宿泊ご招待券」はずっと持っていてくださり、いつの日か使わせてもらいます、とのこと。本当に良かった。願いが叶いました。
宿の日常はこうしたドラマの連続です。日本が大切にしてきた原風景が凝縮されていると感じます。そして、私の歴史を作ってくださるのは、他でもないお客さまだという想いを強くしました。
まだまだ未熟ではありますが、お客さまの日常とともにあり続ける宿を目指してこれからも元気に頑張っていきたいと心新たに致しました。