若女将の加太便り

誕生15周年記念 ひいなの湯リニューアルOPEN!

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働くこと

今日も快晴!

どこからこんなに人が来るんだ??

というほど加太はヤバいほどの人で溢れていました。

フェイスブックの{過去のこの日}を覗くと

毎年「ゴールデンウイーク終盤!」から書き出す投稿が。

ああ、この時も必死やったわ。

一年早いなぁと改めて思う。

 

 

昔、ある社長さまから

「旅館の娘として生まれたのなら家業に従事することはそれなりに諦めもあり、頑張らないといけない理由がある。

でも女将さんは嫁いだ先がたまたま旅館だった。それなのにどうしてそんなに頑張れるのですか?」

そう問われたことがあります。

「え?頑張ってる?ワタシ?」という感じでした。

だってそんな風に考えたことがなかったから。

自分には向いてないと凹むことはあっても

仕事そのものがイヤということは一度もなかった。

 

高校一年生で初めてアルバイトをしてから

働くことはごく日常のこととして生活の一部になっていました。

お蕎麦屋さん、ファーストフード店では数年間、

単発のアルバイトも覚えていないくらいしました。

独立資金を貯める生意気な高校生でしたので貯蓄は好きでした(笑)が

単純に働くことそのものが好きだったなーと回顧。

 

なぜ好きだったのか?

考えてみると自営業をしていた父は

正月の三が日以外は朝から晩までほとんど休むことなく働く人でした。

そしてとても楽しそうに

人のために仕事をしているのが幼心にもわかりました。

小学生のころ、仕事場に立ち寄ると

高らかな歌声で父の居場所がすぐわかるほど。(ボランティアで詩吟の先生をしていましたので)

働くことって楽しいのだ!

和やかな空気が流れていて

そんな姿を見てきた影響かもしれません。

 

生きるためには食べなければならない、食べるためには稼がなければならない、そのためには仕事をしなければならない

この「しなければ」の繰り返しが、大人の言うところの「生活」だ。

しなければならなくてする生活、生きなければならなくて生きる人生なんかが、どうして楽しいものであるだろう。

(池田晶子(14歳からの哲学))

 

しなければならなくて仕事をしている人は人生の大半を損していると思っています。

しなければ、の感情は周囲にも大いに悪影響を与えます。

なぜならそこに主体性がないということは

起こり得るすべてのことを容易に他者のせいにすることができるから。

働くことは自分の人生の一部なのに

主導権を握っているのは他者になってしまうなんて

これは不幸以外の何物でもない。

 

 

先日、ネットの口コミに悪評が書き込まれました。

100 - 1 = 0

この業界でよく言われることです。

お料理よし、温泉よし、接客よし

そんな評価だったのに最後の最後で残念な結末となりました。

お客さまには心から申し訳なく思っていますし

正直ガックリもしました。

 

でもそのスタッフを責められないんです。

なぜなら

いつもさぼらず楽することなく誰に見られなくとも仕事を探してはコツコツと作業してくれているのをみんなが知っているから。

それは働くことが好きだからに他ならない。

今回は言葉選びが悪くてお客さまに不快感を与えて大いに叱られたけれど

きっとそのときも必死だったのだろう。

↑ と全社員が思っている。

誰しも成績表はオール5を取れない。

けど頑張りを評価することってきっと大事。

足りない部分をフォローし感謝しあい

楽しく仕事できる環境こそが理想です。

 

 

今日は次男坊のテニスの試合がすぐご近所であったので

こんなに近くでするなんて滅多にない!ということで応援に行ってきました。

お昼ご飯にリクエストの素麺を持って。笑

 

結果は2回戦敗退。

でもさ。

声は会場イチ出てた!

そしてその声は周囲を笑わせ元気を与えていた!(笑)

それだけは誰にも負けていないので良しとしよう。

試合には関係ないけど(*´꒳`*)

 

 

あー連休が明日で終わる!

お腹減ったーー。

脱力感とともにカンパイ!しようっと!

 

ではでは。

皆さまもお疲れさまでした!

できました!とできません、、、

今朝はアラームを無意識に止めてからの爆睡。

薄~い意識のなかで遠くからなにやら心地よいメロディが・・・げ!いま何時??

ゴミ収集車に起こしてもらいました( ;∀;)

 

 

さて5月です。

この度、長きにわたり改修工事を行っていました4階の5部屋がリニューアルオープンいたしました!

 

思った以上に窓からの景色は最高です♡

平日はお得なキャンペーンを実施しています!

ぜひご来館くださいませ(*^^*)

 

前々日に数人に試泊してもらい改めて準備不足が目立ち

本番を迎えるのにはあれもこれも足りなくて

数日間はそれこそフーフー言いながら駆けずり回って

「アラフィフなのにこの素晴らしい運動量はどういうことですか?」

と誰に訴えることなくひとりブツブツ言いながらやっとのことでオープンを迎えました。

本当に感無量です。涙

 

 

「いつも仕事も家事もやって偉いですね~」

お客さまからよく言われますがぜんぜんそんなことないんです。

出来ている振りを切り取って見せてるだけで。

ホントはできないことも多い。

特にゴールデンウイークに突入し

家の中が目に見えて荒んでいきます(-_-)

極めて多忙、且ついかに余裕がないか?のバロメーターとして必ず起こる家庭環境の崩壊。笑

 

朝、意識朦朧のなか辛うじて洗濯機だけは回す

洗濯機に放置したまま柔軟剤の香りが違う匂いに変化しちゃうほど時間が経過~( ;∀;)

隙間時間をようやく確保!バタバタ帰宅して室内干し

夜、ヘトヘトで帰ってきて取り入れる気力もなくまたまた放置

朝、衣類を洗濯バサミから外しては身に着けるサイクル・・・

 

恥ずかしながらこういう負の連鎖に陥る( ;∀;)

子どもたちも手慣れた様子で外したものをそのまま丸めてカバンにイン。

あーあ。

「気を付けて行くんやで!がんばれや!」

「オマエもがんばれ」と言われそうですが

ま、許してもらおう。

次回部屋がキレイになるのは

ゴールデンウイークに燃え尽きた後ということで。

 

 

さー今日からお料理が変わります。

笑顔でいってみよーーー!(*^^*)

お母さんは3人

高校三年生になった次男坊が新しい担任の先生から

「利光くんのところは旅館なんやてなー」

と声をかけられたそう。

彼の今までの人生の中で(とはいってもまだ17年ですが)その質問は何度となく受けてきたことでしょう。

 

小学生の頃。

ひとりで大浴場に入っていると

「ボク、ひとり?お父さんは?」

と100%お客さまに声をかけられたそう。

(↑ そりゃそうだろうね )

以下やり取りは続く。

「お父さんはいま部屋です」

客「へーひとりで偉いなぁ。どこから来たんや?」

「田辺市です」

客「名前は?」

「※※※〇〇〇です」

(↑ 嘘八百・・・ )

 

必ずこういうやり取りがあったということを

彼が中学生になったころに初めて聞いた私。

というか今まで

「そういえばパブリックスペースでお客さんと一緒になったときってどうしてるんだろ??」

なーんて疑問に思ったこともなかった自分に愕然。

なんてダメ母なんやろ・・・とそのときばかりは反省もしたが

それよりも何よりも

まだランドセルが歩いているような可愛い息子(私にとっては)が

日常において大人相手にさらりとウソついていたことは脳天を撃ち抜かれるほど衝撃的でもありました。

誰も傷つけないウソではありましたが。

でもよくよく考えると

毎回毎回同じこと聞かれると耐性ができてくるよなぁ。

ほんでもって、防衛本能みたいなものでウソも言うようになるよなぁ。

すぐに衝撃が理解に変わる立ち直りの早い母。

 

私はわりと一般的な厳格な家庭で育ってきたので旅館に生まれ旅館で育つ我が子が

いかに特殊な環境下にあるかがわかります。

ところが当人たちにとってはそれが日常そのもので

他のご家庭の子たちとの違い

特にこの手抜きざんまいの子育てはこれからいろんな場面で知っていくことになると思う。

いやもうすでに感づいてるか?笑

主人は私の家に来たとき家庭の狭い湯舟に(私にとってはごく普通のお風呂だが)

家族が代わる代わる交代で入ることに強烈に抵抗を示した。

そういうことです。

 

そういえばその反動からか

次男坊は大浴場に入るのを敬遠するようになり

最近は家のバスタブにたっぷりお湯を張って入るのが究極に幸せらしい。

友だちがお小遣いを寄せあって誕生日に贈ってくれたという防水のbluetoothスピーカーをお供に湯舟で熱唱する時間が。笑

「いつも温泉に入れていいなぁ」

と友だちは言ってくれる。

けれど

次男坊にとっては自宅のバスタブに浸かること、そんな当たり前のことが幸せなんだなー。

お風呂場から漏れ聞こえてくるときどき外れる歌声に笑えながらもちょっとしんみり。

 

主人にしてもそうですが

大人ばかりの世界で育ってきた子は周囲から見た自分

もしくは自分が周囲にもたらす影響みたいなものを

俯瞰で見極めるバランス感覚が自然と身に付いてくる(ような気がする)。

これで海千山千で大人顔負けの世渡りをしたら逆に心配ですが

子どもらしい素直さ(頼りなさとも言う)もしっかり備わっているので

その辺はおじいちゃんおばあちゃんに育ててもらったことを感謝するしかありませんね。

 

小学生の頃のフォト

遅く帰宅すると既に寝ている手をそっと握るの図

 

 

そうそう。

それで最初に戻りますが

先生とのやり取りの流れで

「ボクにはお母さんが3人いるんですよ」

と言ったそう。

へ?3人?あーなるほど3人ね。

もちろんワタクシとおばあちゃん(義母)と30年以上ウチで働きみんなからゴッドマザーの称号を得ているみっちゃん。

二人にこのことを話すととても嬉しそうでした。

うーん、これもバランス感覚の妙か?

女心をくすぐるのが上手いぞ次男坊!

 

しかし3人の母か・・・。

彼の中ではそれは常識でごく自然のこととして受け止めてくれているのだなと。

それをニコニコと楽しそうに話す次男坊を想像して

母はなんだか嬉しくて

「ねーねーほんで先生どう言わはったん?」と聞くと

「ええなぁ。幸せやなぁ利光くんは」ですって。

先生ナイス!!

その言葉は大いに彼を幸福感で満たしたことでしょう。

そして幸せにしてもらったその輪をいろんな人に広げるのでしょう。

こうして大きな人間関係のなかで成長するのね。

母親が言うのもなんですが結構ええやつなんです。笑

 

最近は一緒に写真に写ってくれないのでこっそり

 

 

そんなわけで感謝ですね。

いろいろと。

長々とごめんなさい。

さてと夕食タイム張り切っていこーーーーー(⋈◍>◡<◍)。✧♡