100年企業
水曜日はワタシのまかないデー。
お昼はパスタにしようと思っていたけれど(食べたかったから~)
「ごはんがたくさんあるんですよー」
と言われたので急遽オムライスに(^O^)
トロトロたまごとテキトーなデミグラスソース。
18人分のたまごをまくのは面倒なので・・・いやいや非合理的なので(;’∀’)
でも星⭐⭐⭐!
かな??笑
7月の最終日。
懐かしい面々が遊びに来てくれました(≧▽≦)
ワタシの身長に合わせて小さくなってくれています。笑
彼らは現在12名ほど在籍してくれている和歌山大学の学生の
第一期とも言えるふたり。
和歌山大学との繋がりを作ってくれたと言ってもいい。
ビール片手に遅くまで
昔話や近況報告を語り合う素敵な時間に心満たされました。
社会人になりもう5年。
以前にも輪をかけて優しくてユーモアがあって礼儀正しくて本当にいい子たち。
いろいろな辛さも楽しさもたくさん乗り越えてきたのだろうね
すっかりオトナないいオトコになった二人を
頼もしいなーと思いながら(^-^)
こうして何年経っても変わらず続くお付き合いが嬉しい。
頑張って来て良かった!と心の底から思える瞬間です。
当館は和歌山県から「100年企業」の表彰を受けております。
創業江戸末期。
これまでの200年余りの歴史の中で数多くの人が会社の発展に貢献してくれました。
私が嫁いできた後の22年間だけでも
「大阪屋ひいなの湯」を通り過ぎて行った人は何人だろう。
昭和の時代には住み込みの仲居さんがいて
その方たちは夫を早くに亡くされたり別れられたりで
懸命に働き社会保険も税金もきちんと納めながら
女手一つで子どもを立派に社会人として育て上げた。
「大阪屋さんのおかげで衣食住に困ることなくやってこれた」
人生の恩人だと涙ながらに語ってくださる。
会長が常日頃から言うのは「みんな仲良く」と。
創業から受け継がれた社員第一の精神が
感謝のバトンとして脈々と引き継がれているからこそ
200年という歴史を刻むことができているのだと思う。
先人のひたむきな努力を尊敬しつつ
規模は大きくなろうが
大切なものを見失わず
私も自分の役割を果たしていきたい。
さぁ今日も暑くなりそうです!
水分補給こまめに
感謝の心で頑張りましょう╰(*´︶`*)╯♡
夏休みでーす
気が付けば数日経ってしまっている( ・∇・)
ワタシ寝ていたのか?
というくらいあっという間に一日が終わっていきます( ̄∇ ̄)
いやぁコレぞ夏休みです。
台風は大丈夫でしたか?
こちらは夜中のうちに通り過ぎてくれて全くの無傷でした。
来るまでは不安でいっぱいだったお客さま方にも
「来てよかった!」と嬉しいお言葉をいただけてホッといたしました(^-^)
昨日の台風前の空。
目に映るすべてのものが真っ赤に染まって
それはそれは神秘的な光景。
ぜひ皆さまにこの景色を肉眼で見ていただきたいなー。
といつも思います。
もう一週間経ってしまいましたが
先週の日曜日。
お見送りを済ませ
バタバタとお昼の段取りをしてから
京セラドーム大阪にて「コブクロ」のライブに行ってきました!
今年2度も行けるなんて。
しかも日曜日に行かせていただけるなんて
ありがたやー( ;∀;)
今回のツアーは
二人だけのアコースティックギターだけの特別なライブ。
懐かしい曲がたくさんで
またしてもウルウルでワクワクの感動の3時間でした!
あーーーパワーもらえたーーー!
予約してくれていたイタリアンも美味しかったし嬉しかった!
半日だけの休日だったけど
たっぷり充電できました!
友よいつも本当にありがとーー
(⋈◍>◡<◍)。✧♡
夏休み恒例の
夕食後にかき氷のサービス(*´ω`*)
もう7月も終わりですね。
いいお客さまばかりで幸せな毎日。
私はツイテイル!
感謝の毎日です(^-^)
電車における回顧録
先日京都に行くために電車に揺られていたら
なぜかとんでもなく昔のことを思い出した。
京都で働きだしてたぶん3年目くらいだったと思う。
滋賀に帰省していた私は京都に戻るために湖西線に乗り込んだ。
湖西線とはその名の通り琵琶湖の西側を走るJR線で
私のふるさとは湖西線の最初の駅にあり
北陸線と繋がるお役目的にはけっこう重要で便利なところにある。
(でも悲しいかな過疎化まっしぐらの超田舎です)
京都まで1時間半。
時折車窓を眺めながら文庫本を読んでいると
出発して数駅目くらいで一人の男性が通路を挟んで隣側の座席に座り
とても明るく気さくに声をかけてきた。
ベージュのコットンパンツに上着は・・・忘れた。
ふらっと旅行に来た感じのカジュアルな服装。
「失礼ですがおひとりですか?」
(え?)
「僕もこれからひとりで大阪まで帰るんですけど
いやぁ!こんなところでまさかこんな美人に会えるとは思っていなかった!」
(新手のナンパ?なんて調子のいい!)
「長い時間をどうしようかと思っていたんですよ。もしよろしければ降りられるまでお話ししていただけませんか?」
(えーーー!ウソでしょ?!)
一車両には5~6人しか乗っていない状況で
しかも私はたったひとりだったこともあり
びっくりしたしものすごーーーく警戒した。
でもその男性は
なんというか
まるでアイスの棒に「当たり」の文字を発見した子どものように無邪気に本当に嬉しそうに楽し気に話しかけてきた。
メガネの奥の目は人懐っこくて笑った顔は素朴な好奇心に満ちていて
しかも悪気なく自分のペースに巻き込む技量に長けているというか
全くの他人の私にもいい人具合が透けて見えて
私は警戒心を解くのに数分もかからなかった。
最初に簡単に自己紹介をし出した。
通路挟んで斜めに座りながらの
ヘンテコなシチュエーションのなかで
その男性は
「○○社の記者なんです」
と誰でも知っている某有名な週刊誌の名前を言った。
あーなるほど。
どうりで警戒心を取り去るのがうまいわけだ。
「長浜市で{男はつらいよ}のロケがあってマドンナの後藤久美子さんへの取材のために来て・・・」
「へ~すごいですね!」
私も京都の○○という会社で働いていて滋賀の実家から戻るところで・・・
というようなことをしゃべったと思う。
「何を読んでいるのですか?」
「○○です」
好きな本や作家の話や趣味の話。
京都で降りるまでの約1時間
その他にどんなことを話したかほとんど覚えてはいないけれど
話題の豊富さから垣間見える頭の良さと
会話を引き出す話術とリアクションの優しさで
思いがけずとても楽しい時間になったことだけは確か。
そして別れ際に
「おかげで楽しい時間でした。出来上がった週刊誌をお送りしますから」
と名刺をくださりにこやかに手を振り別れた。
それからまた慌ただしい日常に戻りそんなことがあったこともすっかり忘れかけていた頃
勤務先に私宛に短いメッセージと共に一冊の週刊誌が送られてきた。
あ!と思い出しなぜか感動した。
たった1時間お話ししただけの出会いなのに
ちゃんと覚えていて約束を果たしてくださったことがなぜかとても嬉しかった。
やっぱり誠実な人だったんだ
いい出会いをしたという答え合わせのようで嬉しかったのだと思う。
この後日談がなければこの思い出はきっと忘れ去られていた。
その後はというと?
ドラマティックな恋の始まりにはならなくて
会うことも連絡することすらなかったが
もし
「わざわざ本当に送ってくださるなんて!ありがとうございました」
なんて連絡していたらどうなってたやろうな~と
思うこともあったけれど
それをしなかったのも今に繋がるための現実。
湖西線のひとり旅で話しかけてきた人は
・・・というよりもそんなふうに見知らぬ人から話しかけられて
旅のお供?をしたのは後にも先にもその時だけ。
これでも知らない人にはめちゃくちゃバリアを張る私が
あんなふうに楽しく話した一時間はとても貴重な経験だった。
その証拠に
一晩寝たらなんでも忘れてしまうのに今でも不意に思い出すということは
非日常の開放感がそうさせたのか
偶然の産物に人はときめき
今もなおキラキラと光を放つ思い出となってしまっている。
旅というのは本来そういうものなんでしょうね。
そして出会いは必然ということです。
日々いろんな方をお迎えしていると
会話もせず食事するご夫婦やらしまいにはケンカをしだすお客様やら・・・。
旅って本来楽しむためのものなのにね。
たった1時間でも思い出に残る旅もできるのですから。
皆さまもぜひ愛あるいい旅をお楽しみください。
この話を他人にするのはおそらく初めてです。
ゆえに主人も知らない。笑
なぜか思い出したので書いてみました。